最後の最後まで"5人"を大好きで居たかった。嵐の活動休止について
今回の記事は明るくない話ですので承知の上でスクロールしてください。
私は嵐ファン...でした。以前にも嵐についての記事を書いていますしね。
今でもファンですと大声で言いたい。けれどそれはできない。なぜなら自担が、人生の半分以上をかけて応援してきた最大の自担(だった)の彼が、結婚をしたからです。
別に今から彼や彼の結婚に対して愚痴を書こうとかそういうのではありません。そんな気力もありません。何を言おうとあの日からこんな感情になっている事実は変わりませんし、あのタイミングで結婚したという事実も変わりませんから。ただ、辛すぎて書き出したかったのです。2019年11月12日から彷徨っているこの感情が辿り着くのはどこなのか、私が抱いている感情は結局のところ何なのか、まだわからないのです。多分これからも結論は出ないのかもしれません。
『嫌いになれるものならどれだけ楽なことか』
自分が応援しているアイドルが不祥事を犯したり恋愛面での報道があるとTwitter上でよく目にする言葉です。
今の私の気持ちはまさにこれです。
嫌いになりたくても心の底からはたぶんまだなれていない。
「嫌いになった」と口に出したあとに後悔するほど、あまりにも長い年月をかけて応援してきた。彼ともう1人以外の3人のことはこの上なく純粋に大好きなままだからこそ、幼稚園の時に松潤を好きになってから今まで応援してきたからこそ、グループ自体のファンをやめるのは容易ではないのです。
周囲の友達には「もう彼のことは嫌いになったからCD/DVD全部売った」「もう顔も見たくない」と言っていても、家族が見ている嵐のバラエティーをたまたま目にするとやっぱり面白いなと思うし好きだった時の感情が蘇ってきそうになる。
結婚自体はとても喜ばしいことです。祝われるべき人生の節目です。ただ、結婚をしたタイミングが、どうしても、どうしても、私を祝福の気持ちにさせなかったのです。どうしてこのタイミングに。今でもそう思っています。そして、よりによってなんで自担が。辛い。
でも、10周年、15周年、20周年を共に過ごしてきた身としては、やはり5人でわちゃわちゃとトークしている様子を見たり好きな曲を聞いたりしていると、「あぁやっぱ嵐って最強のグループやな。好きやな」という感情になるわけです。20年やっているとバラエティーでの立ち回りが本当にプロで、嵐にしやがれを見ていた嵐ファンじゃない友達に「嵐ってこんなに面白いねんな」と言われた時は誇らしかったものです。嵐ファンでいることが誇りでした。
iPodには嵐の曲ばかり入っています。アルバム曲やカップリング曲が特に好きです。
Still...、君がいるから、Love Situation、チェックのマフラー、お気に召すまま、On Sunday、できるだけ、ONLY LOVE、Love Wonderland、夏の名前、風見鶏、などなど。
まだまだありますが、これらの曲は聴くだけで青春を感じられて懐かしい気持ちになれ、「あぁ、嵐を好きになってよかったな〜」という気持ちにさせてくれます。
でも、あの日から嵐の5人での曲は一度も聴いていません。ソロ曲は聴いていました。
辛いんですよね。本当に。こんな気持ちになってしまっている自分にも嫌気がさして、気にせず純粋に好きなままでいられたらどれだけよかったか、と。
辛いことに、これまた自担の曲は全部大好きだったんですよ。以前メンバーが「ニノの曲は1番から2番に話が繋がったりして、一曲の中にストーリーがあるのが良いよね」とコメントしていたのですが、その意見にはすごく頷きました。ストーリー性が本当に魅力的なのです。でも今はもう聴くのが辛すぎて遠ざけています。
そして今日(2020.4.4)の嵐にしやがれで松本大野が種子島へ行っていたのを見て、なんでこんなに素敵な人たちがいるグループを活動休止するその日まで応援できないのだろうと本当に悲しくなってきて。リーダーに対して松潤が、「今2人で見ている星はデビューした日の夜の星たちだよ」とプラネタリウムで言っているシーン。感動以外の何物でもありません。2019年11月12日から私の中で松潤への好き度がさらに増してきていて、だからこそ、松潤がとても大切にしている5人の嵐を大好きで居ることができない自分に腹が立つこともあります。
じゃあ応援すればいいじゃないかと言われるかもしれませんが、もう2019年11月12日以前のようには応援できないのです、私は。嫁との熱愛報道が出る前に戻りたい。そこから時が進まなくていい。一生大好きなままで居たかった。私が推していたアイドルで既婚者なんて初めてだから、どう消化したらいいのか未だにわかりません。
今コロナで軒並み嵐のライブやイベントが中止になり、サポーターとなっていたオリンピックも延期になり、2020年12月31日で活動休止するというのに散々な状態になっています。こんなことなら、もうピッタリ20周年の日で休止してくれていたらよかったのかもしれない。休止発表から2年の猶予を設けてくれましたが、結婚があったり熱愛報道があったり、加えてコロナでこんなことになるならあの時に...と思わざるを得ません。
北京公演は既に中止になっていますが、5月の新国立競技場でのライブもどうなるかわかりません。現状からいくと中止または延期が妥当だと思います。というか、ライブを開催している場合ではないと思います。
本当に悔しいし悲しい。なんで世界で一番好きな人たちに対してこんな感情を抱かなければならないのか。よりによって自担の行動が原因でこんな感情になっているなんて、複雑な心境です。
死ぬまで"5人"を大好きで居たかった。だって嵐はあの5人でないといけないから。こういう思考を持っているのにもかかわらず、自担ともう1人を純粋には応援できない。
今となっては、口酸っぱく言ってきた【嵐は5人でひとつ】という言葉が足枷になってしまっている。この考えが嵐とファンの共通認識だからこそ、苦しんでいる。
これらの感情が渦巻いていて、いつまでも消化できません。辛いです。苦しいです。
いつになったらこの気持ちに着地点が見つかるのか。デビュー15周年、初めて参戦できたDIGITALIANのときに戻りたい。切実に。