中村明日美子先生の『同級生』シリーズに沼った話
5年ぶりに携帯を新しくしたらステキなBL作品に出会った話をしますね。
年明けにスマホを買い替えて、ネトフリが見放題のプランになったんですよ。ちなみにテラサも見放題です。
早速ネトフリ漁ってたら『同級生』というタイトルの映画を見つけまして。原作は漫画です。中村明日美子先生の。
https://www.netflix.com/title/81272990?s=i&trkid=13747225
なんか絵柄が気に入ったので内容見てみたら.......まさかのボーイズラブ!!!!!!!!こりゃ観るしかねえな〜〜〜〜!!!!となって、約1時間の映画だったので夜中観ました。
良い!!!!!
声優陣が良いのはもちろん(メインの2人を野島健児さんと神谷浩史さんが演じてます)、絵のタッチがほんっまに素敵!!!!!!!!!佐条が草壁を追いかけて走るシーンとか、ペットボトルの炭酸ドリンクが転がるシーンとか、柔軟で柔らかい雰囲気で儚くて。そう、私が一番この映画に惹かれたのは公園でのペットボトル炭酸飲料の描写なんです!!!!!いや、ペットボトルにそんなに?!って思うかもしれないんですけど、2人の間に流れる恥ずかしくも甘酸っぱくも愛おしくもある空気感、はたまた切なく混乱した不穏な空気感も、あのペットボトルの描写ひとつで痛いほど伝わってくるんですよ........。
あと、なんと言っても挿入歌とED曲ですね!!!!!誰やと思って調べたら押尾コータロー with Yuuki Ozaki (from Galileo Galilei)。押尾コータローとGalileo Galileiのコラボ?!ってなるよね。声良すぎるしギター心地良すぎやろ.........
映画では原作の『同級生』までしか描かれていないんですけど、原作ではそこから草壁と佐条の物語がまだ続くんですよ。
順番で言うと、
同級生→卒業生・冬→卒業生・春→空と原→OB1→OB2→Blanc1→Blanc2
です。
私はまだ『空と原』だけ手に入れられてないのですが...。
物語としては、学力が低い男子校に通うクラスメイトの草壁光と佐条利人が高校2年生の合唱コンクールを機に距離が近づきそこから始まります。教室で合唱練習をしていると、草壁は隣の席の佐条が声を出していないことに気づく。その日の放課後、教室に一人残り歌の練習をする佐条を見かける。すると草壁は佐条に、歌の練習をこれから毎日見てあげると申し出て.............。という流れです。
草壁は髪色も明るくピアスも開けていてチャラい奴で友達とバンドを組んでいる。恋愛対象は今まで女性だった。佐条は真反対の真面目な優等生で成績もトップ。恋愛対象は男性。
第一印象的に草壁は真っ直ぐに気持ちを伝えるタイプかと思いきや案外大切なことはなかなか言わずやし、佐条も佐条で天邪鬼な部分がある。このシリーズのスローガン(?)である「まじめに、ゆっくり、恋をしよう。」の通り、じっくりと丁寧に2人とその周りの人物が描かれていてとてもほっこりします。
もし気になった方は映画からでも漫画からでもいいので是非同級生シリーズに浸ってほしい。そして私みたいにED曲を聴いてしんみりすることでしょう。初めてこの曲を聴いたのはこの真冬の時期やけど、9月に入った残暑の夕暮れ時に聴いてみたいなあ。